五十肩に対する鍼灸アプローチ 董氏奇穴・耳穴・井穴刺絡の役割を解説
【シリーズ:肩の痛み・五十肩と鍼灸 第3回】
第2回では、東洋医学の視点から 五十肩の原因を解説しました。
今回はいよいよ、 当院がどのようなアプローチで 五十肩に取り組むかをご紹介します。
当院の基本的な考え方
当院では、五十肩を 「肩の炎症だけ」と見ず、
気血の巡り・腎肝の状態・ 自律神経のバランスを含めた
「体全体の問題」として 取り組みます。
そのために、 3つの治療モダリティを 組み合わせています。
① 董氏奇穴(とうしきけつ)
肩に触れずに肩を治す
「董氏奇穴」とは、董家に伝わる秘伝の 特別なツボの体系です。
通常の経穴(ツボ)とは異なる場所にあり、 少ない本数で高い効果を 引き出すのが特徴です。
五十肩への応用として、 手や足のツボを使い、 遠くから肩の炎症・気血の滞り・拘縮に アプローチします。
患部に直接触れないため、 急性期でも刺激が強すぎずに 対処できます。
「肩が痛いのに手に鍼を打つの?」 と不思議に思われるかもしれません。
東洋医学では全身が経絡...