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  1. 生理痛 自律神経

    冷え・ストレス・瘀血 ― 東洋医学で読み解く生理痛の「体質タイプ」

    冷え・ストレス・瘀血 ― 東洋医学で読み解く生理痛の「体質タイプ」 東洋医学は生理痛をどう見るか 前回は、生理痛を我慢し続けるリスクについて お話ししました。 今回は、東洋医学の視点から 「なぜ痛みが起きるのか」 をもう少し深く掘り下げます。 東洋医学には「不通則痛(ふつうそくつう)」 という言葉があります。 気や血の流れが滞ると、 痛みが生じるという意味です。 つまり、生理痛は 「子宮だけの問題」ではなく、 身体全体の巡りが関係していると考えます。 そして、その巡りの乱れ方には、 いくつかのパターン(体質タイプ)があります。 あなたはどのタイプ? ― 3つの体質パターン ① 冷えタイプ(寒凝血瘀) こんな傾向がある方: ・手足がいつも冷たい ・温めると痛みが和らぐ ・経血の色が暗く、塊が混じることがある ・生理が遅れがち ・冷たいものが好き、または冷房に弱い 冷えが骨盤内の血流を低下させ、 子宮が硬くなることで収縮が強くなります。 温めると楽になるのがこのタイプの特徴です。 日常でできるセルフケア:...

  2. 生理痛 自律神経

    生理痛は「当たり前」じゃない ― 我慢し続けるとどうなる?

    生理痛は「当たり前」じゃない ― 我慢し続けるとどうなる? 「生理痛はみんなあるもの」と思っていませんか? 「生理痛くらい、我慢するのが普通」 「お母さんもそうだったから、体質なんだと思う」 そんなふうに、毎月の痛みを受け入れて しまっている方はとても多いです。 実際、ある調査では 女性の約7割が生理痛を経験 しているにもかかわらず、 医療機関を受診した方はわずか1割程度。 多くの方が「つらいけど仕方ない」と 感じているのが現状です。 でも、 動けないほどの痛みは 「当たり前」ではありません。 生理痛が起こるしくみ 生理痛の直接的な原因は、 「プロスタグランジン」という物質です。 子宮内膜がはがれるとき、 この物質が分泌されて子宮を収縮させ、 経血を体外に押し出します。 これ自体は正常なはたらきですが、 分泌量が多すぎると 子宮が強く収縮しすぎてしまい、 強い痛みにつながります。 さらにプロスタグランジンは 子宮だけでなく全身に作用するため、 頭痛・腰痛・吐き気・下痢といった症状を 引き起こすこともあります...

  3. 副鼻腔炎 自律神経

    副鼻腔炎と上手に付き合うセルフケア

    副鼻腔炎と上手に付き合うセルフケア シリーズ最終回の今回は、 副鼻腔炎の改善と予防のために、 日常生活の中でできることをお伝えします。 鍼灸治療は「来院したときだけ」の ケアではありません。 日々の食事や生活習慣を少し意識するだけで、 治療の効果を高め、 再発を防ぐことにつながります。 食養生 ― 「脾・胃」を助ける食事を心がける 前回までの記事で、 副鼻腔炎の東洋医学的な原因のひとつに 「脾・胃(消化器)の弱り」が あるとお話ししました。 脾が弱ると水分代謝が滞り、 鼻の症状が悪化しやすくなります。 脾を助けるために、 日常の食事で意識したいポイントをご紹介します。 控えたい食べ物 冷たい飲み物・アイスクリーム 冷えは脾の大敵です。 特に症状がある時期は、 常温以上の飲み物を心がけましょう。 甘いもの・脂っこいもの 過剰な糖分と脂質は、 体内に「痰湿(余分な水分や老廃物)」を 生みやすくします。 副鼻腔炎が慢性化している方は、 特に注意が必要です。 乳製品の取りすぎ 東洋医学では、乳製品は...

  4. 副鼻腔炎 自律神経

    当院(くわはら鍼灸院)の副鼻腔炎に対する鍼灸治療

    当院の副鼻腔炎に対する鍼灸治療 前回は、東洋医学が副鼻腔炎をどのように捉えているかをお話ししました。 今回は、「では実際にどんな治療をするのか」 について、できるだけ具体的にご説明します。 「鍼灸で副鼻腔炎?」 と意外に思われる方も多いかもしれません。 実際、副鼻腔炎に鍼灸が効くのかどうか、 半信半疑で来院される方は少なくありません。 ここでは、正直にお話しします。 まず多くの方が気にされるのが、 「顔や鼻に鍼を刺すのですか?」という点です。 当院では、基本的に患部(鼻)周辺に直接鍼を刺すことはほとんどありませんが 副鼻腔炎に限っては鼻詰まりがひどい時は 鼻(鼻翼)付近にある 「迎香」というツボをつかうことがあります。 他に手や足(大腿部)のツボを使って、 全身のバランスを整えることで 鼻の症状にアプローチします。 「患部から離れた場所のツボで、なぜ鼻に効くの?」 と思われるかもしれません。 東洋医学のツボは、経絡(けいらく)という 全身を巡るネットワークでつながっています。 手や足のツボを刺激することで、 離れ...

  5. 自律神経 副鼻腔炎

    東洋医学で考える副鼻腔炎のメカニズム

    東洋医学で考える副鼻腔炎のメカニズム 前回は、副鼻腔炎の現状と 「薬だけでは解決しにくい理由」についてお話ししました。 今回は、東洋医学が副鼻腔炎をどのように捉えているのか、 そのメカニズムをわかりやすくご説明します。 東洋医学は「鼻だけ」を見ない 西洋医学では、副鼻腔炎は 「副鼻腔の粘膜に起きた炎症」として捉えます。 治療も、炎症を抑える薬や、膿を排出する処置が中心になります。 一方、東洋医学では、鼻の症状は 「身体全体のバランスが崩れた結果」と考えます。 なぜ粘膜が腫れやすいのか。なぜ膿がたまりやすいのか。 その根本にある身体の状態を読み解き、 全体を整えることで改善を目指します。 副鼻腔炎に関わる身体の仕組みを、3つのステップで見ていきましょう。 ステップ1:「肺」の機能低下 ― バリアが弱まる 東洋医学には「肺は鼻に通じる」という考え方があります。 ここでいう「肺」は、 西洋医学の肺臓器だけでなく、 呼吸器系全体や、皮膚・鼻・のどの粘膜を守る 「バリア機能」を含む広い概念です。 東洋医学ではこのバリア機能を 「衛気...

  6. 副鼻腔炎 自律神経

    副鼻腔炎、薬を飲み続けるしかないの?

    副鼻腔炎、薬を飲み続けるしかないの? 鼻がつまって息苦しい。 黄色い鼻水が止まらない。 頭が重くて、なんとなく一日中すっきりしない。 副鼻腔炎(蓄膿症)は、風邪をきっかけに発症することが多い、とても身近な病気です。 しかし、一度慢性化すると「薬を飲んでもなかなかスッキリしない」という方が非常に多いのが現実です。 意外と多い、副鼻腔炎の患者さん 副鼻腔炎は、日本国内で100万〜200万人の患者がいると推定されています。 急性・慢性を合わせると、およそ100人に1〜2人の割合。決して珍しい病気ではありません。 副鼻腔とは、鼻の奥にある左右4つずつ(合計8つ)の空洞のことです。 この空洞の粘膜に炎症が起きて、膿がたまったり、粘膜が腫れたりする状態が副鼻腔炎です。 風邪のウイルスや細菌の感染がきっかけで始まることが多く、急性期は抗生物質や点鼻薬で比較的早く治まります。 ただし、炎症が3ヵ月以上続くと「慢性副鼻腔炎」と診断されます。 俗に「蓄膿症」と呼ばれるのは、この慢性化した状態です。 薬が効きにくくなる「悪循環」 慢性副鼻腔炎が厄介なのは...