顔面神経麻痺と鍼治療Q&A
顔面神経麻痺

顔面神経麻痺と鍼治療Q&A
― よくある疑問・不安にお答えします ―
顔面神経麻痺について調べていると、
多くの方が同じような疑問や不安を感じています。
「病院には通っているけど、このままでいいのか」
「鍼治療が気になるけれど、よく分からない」
第4回では、
実際によくいただく質問をもとに、
分かりやすくお答えします。
Q1.顔面神経麻痺は自然に治るのでは?
顔面神経麻痺は、
自然に回復するケースがあるのは事実です。
ただし、
- 回復までにかかる時間
- 回復の程度
- 後遺症の残りやすさ
には大きな個人差があります。
「自然に治るから何もしなくていい」
ではなく、
👉 回復しやすい環境を整えるかどうか
が、その後に影響すると考えられています。
Q2.病院に通っていれば、鍼治療は不要ですか?
不要、というわけではありません。
病院治療は、
- 炎症を抑える
- 原因に対する医学的対応
を担っています。
一方、鍼治療は、
- 血流や循環
- 神経と筋肉の関係
- 回復過程のサポート
といった別の役割を持っています。
そのため、
病院治療+鍼治療の併用
という考え方を選ばれる方も増えています。
Q3.鍼治療はいつから始めるのがいいですか?
多くの場合、
病院を受診したあと、急性期から検討されます。
特に、
- 発症して間もない
- 動かない期間が続いている
- 不安が強い
こうした場合は、
早めに選択肢として知っておくことが大切です。
Q4.顔に鍼を刺すのが怖いのですが…
とても多いご質問です。
実際には、
- 急性期には顔に直接刺さない
- 手や足などの遠隔部を使う
といった判断をすることもあります。
状態に合わせて、
- 刺激を抑える
- 必要な部位だけを使う
無理のない方法で行います。
Q5.どれくらいの期間、通う必要がありますか?
これは、
- 発症からの期間
- 症状の程度
- 回復のスピード
によって異なります。
目安としては、
- 急性期:比較的集中的に
- 回復期:様子を見ながら調整
- 慢性期:間隔を空けてケア
という考え方が一般的です。
途中経過を見ながら判断することが重要です。
Q6.途中で鍼治療をやめるとどうなりますか?
必ず悪くなるわけではありません。
ただし、
- 回復が途中で止まる
- 違和感が残ったまま固定する
といったケースもあります。
「もう大丈夫そう」と感じる時期ほど、
一度立ち止まって状態を確認することが大切です。
Q7.セルフケアはしたほうがいいですか?
セルフケアは、
やり方がとても重要です。
- 強く動かしすぎない
- 頑張りすぎない
- 疲れを残さない
これが基本です。
「ネットで見た体操をたくさんやる」よりも、
今の状態に合ったケアを選ぶことが大切です。
Q8.発症から何か月も経っていますが、今からでも意味はありますか?
慢性期であっても、
アプローチできる部分はあります。
慢性期では、
- 完全に元通りを目指す
よりも、 - 違和感を軽くする
- 表情を楽にする
- 日常のストレスを減らす
といった目標設定が現実的な場合もあります。
「もう仕方ない」と決めつける前に、
一度整理してみる価値はあります。
顔面神経麻痺で一番大切なこと
顔面神経麻痺で一番大切なのは、
正しい情報を知り、ひとりで抱え込まないこと
です。
見た目の問題だけでなく、
気持ちの負担が大きい症状だからこそ、
不安を感じるのは自然なことです。
上天草市で顔面神経麻痺にお悩みの方へ
- 病院には通っている
- でもこのままでいいのか不安
- 少しでも納得して回復を目指したい
そう感じている方は、
鍼治療という選択肢も含めて、
ご自身に合った方法を考えてみてください。
▶ シリーズを通してお伝えしたかったこと
- 急性期の対応が大切
- 回復期・慢性期にも意味がある
- 病院治療と鍼治療は対立ではなく併用
このシリーズが、
顔面神経麻痺と向き合う方の
判断材料のひとつになれば幸いです。
第1回 顔面神経麻痺とは?原因と症状を上天草市の鍼灸師が解説
