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当院の花粉症に対する鍼灸治療

花粉症 自律神経

当院の花粉症に対する鍼灸治療

 

花粉症シリーズ第3回です。

 

前回は、東洋医学が花粉症を「肺・脾・肝」の3つの視点から捉えていることをお伝えしました。

 

今回は、当院が実際にどのような治療を行っているのか、具体的にご紹介します。

 

 

当院の治療の3つの特徴

 

  1. 董氏奇穴(とうしきけつ)による遠隔治療

 

当院の主軸となるのが「董氏奇穴」という台湾発祥の特殊なツボの体系です。

 

最大の特徴は、患部(鼻や目)に直接鍼を刺さないこと。

 

手や足など、症状のある場所から離れたツボを使って、身体全体のバランスを整えます。

 

少ない本数の鍼で高い効果を引き出すのがこの治療法の強みで、身体への負担が少なく、鍼が初めての方でも安心して受けていただけます。

 

花粉症に対しては、肺の衛気を高めるツボ、脾の消化力を回復させるツボ、肝の気の高ぶりを鎮めるツボを組み合わせて使います。

 

  1. 井穴刺絡(せいけつしらく)で自律神経を整える

 

指先にある「井穴」と呼ばれるツボから、ほんのわずかな刺絡(微量の出血を促す方法)を行います。

 

これは自律神経の調整に非常に有効な方法です。

 

花粉症では、自律神経が過敏になっていることがアレルギー反応を増幅させる大きな要因です。井穴刺絡によって自律神経のバランスを整えることで、花粉に対する過剰な反応を落ち着かせることを目指します。

 

指先の治療なので、身体への負担はごくわずかです。

 

  1. 耳ツボで持続ケア

 

治療後、耳のツボに「王不留行(おうふるぎょう)」という小さな粒のついたシールを貼ります。

 

耳には全身の反応点が集中しており、鼻・目・肺・消化器に対応するツボを刺激することで、来院と来院の間も持続的にケアを続けることができます。

 

ご自身で耳のシールを押すだけのセルフケアなので、日常生活の中で手軽に続けていただけます。

 

 

病院治療との併用について

 

当院の鍼灸治療は、病院での薬物治療と対立するものではありません。

 

抗ヒスタミン薬や点鼻薬を使いながら、並行して鍼灸治療を受けていただくことも可能です。

 

薬で今のつらい症状を抑えつつ、鍼灸で花粉に反応しにくい身体を作っていく。

この「併用」の考え方が、花粉症には非常に有効だと考えています。

 

 

次回予告

 

最終回の第4回では、花粉シーズン前から自分でできるセルフケアと、予防のための体質改善についてお伝えします。