生理痛に鍼灸って効くの? ― 鍼灸師が正直にお話しします
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生理痛に鍼灸って効くの?
― 鍼灸師が正直にお話しします
「鍼灸って、本当に
生理痛に効くんですか?」
これは、当院でもっとも多く
いただく質問のひとつです。
正直にお答えすると、
「万人に100%効く」とは言えません。
身体の状態は一人ひとり違いますし、
すべての生理痛が鍼灸だけで
解決するわけではありません。
ただ、
「身体の巡りの乱れ」が
痛みの背景にある場合、
鍼灸は有効な選択肢のひとつ
だと考えています。
前回の記事で紹介した
「冷え」「ストレス」「瘀血」
——こうした身体の状態を
整えることは、
鍼灸が得意とする領域です。
鍼灸はどうやって
生理痛にアプローチするのか
鍼灸の目的は、
痛みの原因そのものを
取り除くことではなく、
身体が本来持っている
「自分で整える力」を
引き出すことにあります。
具体的には、
以下のようなアプローチをします。
気血の巡りを改善する
ツボに鍼を刺すことで、
滞っていた気と血の流れを
促します。
骨盤内の血流が改善すると、
子宮の過度な収縮が和らぎ、
痛みの軽減につながります。
自律神経のバランスを整える
ストレスや不規則な生活で
乱れた自律神経を、
鍼の刺激で調整します。
これにより、
ホルモンバランスの安定や、
生理周期の改善が期待できます。
冷えを改善する
ツボへの刺激は血流を促進し、
身体の内側から
温める効果があります。
耳のツボに小さな粒を貼る方法は、
次の来院まで持続的に
効果を維持できます。
当院の治療の特徴
くわはら鍼灸院では、
一般的な鍼灸とは少し異なる
アプローチをしています。
董氏奇穴(とうしきけつ)を活用
台湾発祥の
特殊なツボの体系です。
少ない本数で
高い効果を引き出すのが特徴で、
身体への負担が少ないため、
鍼が初めての方にも
受け入れやすい治療法です。
患部に直接刺さない
お腹に鍼を刺すことは
ほとんどありません。
主に手足のツボを使う
「遠隔治療」が基本です。
「お腹に鍼を刺されるのが怖い」
という不安は、
この治療法では心配いりません。
耳ツボで持続ケア
治療後、耳のツボに
小さな粒(王不留行シール)を
貼ります。
次回の来院まで
持続的に効果を維持でき、
ご自身で押して
セルフケアすることもできます。
東洋医学的な診察に基づく個別化
舌の色や形を見る「舌診」、
問診を通して、
あなたの身体の状態を
東洋医学的に判断します。
同じ「生理痛」でも、
体質が違えば
使うツボも変わります。
よくある不安にお答えします
Q. 鍼は痛くないですか?
使用する鍼は
注射針の約3分の1ほどの細さです。
「チクッ」とする程度で、
ほとんどの方が
「思ったより全然痛くなかった」
とおっしゃいます。
Q. 何回くらいで変化を感じますか?
個人差がありますが、
まずは2〜3回の月経周期を通して
変化を見ていただくのが目安です。
早い方では、最初の生理で
「いつもより楽だった」
と感じられる場合もあります。
Q. ピルや鎮痛剤と併用できますか?
はい、問題ありません。
鍼灸は薬との相互作用がなく、
併用していただけます。
「薬をいきなりやめるのは不安」
という方も、
並行しながら身体の変化を
見ていくことができます。
Q. 生理中でも受けられますか?
はい、生理中でも施術は可能です。
痛みがつらいときこそ
鍼灸が役立つ場合もありますので、
体調に合わせて対応します。
次回予告
最終回では、
実際に当院で施術を受けた方の
改善ストーリーをご紹介します。
「鎮痛剤を減らしたい」と
来院された30代女性が
どのように変化していったのか、
経過を詳しくお伝えします。
