鎮痛剤を減らしたい ― 30代女性の改善ストーリー(症例紹介)
生理痛 自律神経
鎮痛剤を減らしたい ― 30代女性の改善ストーリー(症例紹介)
「毎月、薬が手放せない」状態からの変化
今回は、シリーズの最終回として、
当院で実際に施術を受けた方の改善例をご紹介します。
来院時の状態
Aさん(30代・女性)
主訴:生理痛(下腹部痛・腰痛)、冷え性、生理前の頭痛
Aさんは20代前半から生理痛がひどく、
毎月鎮痛剤を服用していました。
特に生理初日は動けないほどの
下腹部痛と腰痛があり、仕事を休むことも。
婦人科を受診し、検査では器質的な異常はなし。
「機能性月経困難症」と言われ、
鎮痛剤とピルを処方されていました。
「薬を飲めば何とかなるけど、このまま一生薬に頼り続けるのが不安」
そんな思いから、鍼灸という選択肢を調べ、当院に来院されました。
東洋医学的にみた状態
初回のカウンセリングと舌診の結果、
Aさんの状態は以下のように判断しました。
冷え+瘀血の複合タイプ
・舌の色がやや暗紫色で、裏側の血管が目立つ(瘀血のサイン)
・手足が常に冷たく、特に足先の冷えがひどい
・経血に暗い塊が混じる ・肩こりと生理前の頭痛が慢性化
前回の記事でお伝えした体質タイプでいうと、
「冷えタイプ」と「瘀血タイプ」が重なった状態です。
冷えが血の巡りをさらに悪くし、
古い血が滞るという悪循環が起きていました。
治療の方針
Aさんの治療では、以下の3つを柱としました。
① 気血の巡りを回復させる
手のツボを中心に、気と血の滞りを解消。
董氏奇穴の中でも、婦人科系に効果的とされるツボを選択しました。
② 冷えの改善
足のツボを使い、下半身の血流を促進。
骨盤内の温かさを取り戻すことを目指しました。
③ 耳ツボによる持続ケア
毎回の治療後に耳のツボに粒を貼り、
次の来院までの間も持続的にケアできるようにしました。
Aさんには、寝る前に耳の粒を軽く押すセルフケアもお伝えしました。
経過の変化
治療開始〜1ヶ月目
・最初の数回は「身体がポカポカする」という感覚があった程度
・1回目の生理では大きな変化は感じなかったが、肩こりが少し楽に
・「鍼って思ったより痛くない」と安心された様子
2ヶ月目
・2回目の生理で「いつもより痛みが軽かった」と報告
・鎮痛剤の服用回数が減り始める(毎回3〜4錠 → 1〜2錠)
・手足の冷えが以前ほど気にならなくなった
・経血の塊が少し減った印象
3〜4ヶ月目
・生理初日の痛みが「動けない」から「つらいけど仕事はできる」レベルに
・鎮痛剤を飲まずに過ごせる日が出始める
・生理前の頭痛が軽減
・「生理が来るのが怖くなくなった」との感想
現在も生理痛ほかメンテナンスとして月1~2回来院中です。
上天草市周辺で生理痛にお悩みの方へ
4回にわたってお読みいただき、ありがとうございました。
このシリーズを通してお伝えしたかったのは、次の3つです。
① 生理痛は我慢するものではない
② 痛みの背景には、身体のバランスの乱れがある
③ 身体の内側から整える方法がある
「鍼灸で本当に良くなるの?」
「自分にも合うの?」
そんな疑問があるのは当然だと思いますが
まずは一度、来院されてみてはいかがでしょうか。
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