帯状疱疹後神経痛とは?痛みが長引く理由と鍼灸治療
帯状疱疹

帯状疱疹後神経痛とは?痛みが長引く理由と鍼灸治療
「皮膚はもう治ったのに、痛みだけが残っている」
「ピリピリ、ズキズキして日常生活がつらい」
「薬を飲んでいるが、思うように良くならない」
このような状態は、
帯状疱疹後神経痛と呼ばれるものかもしれません。
帯状疱疹後神経痛は、
帯状疱疹が治った後にも続く神経の痛みで、
生活の質を大きく下げてしまうことがあります。
帯状疱疹後神経痛とは?
帯状疱疹後神経痛とは、
- 皮疹が治まった後
- ウイルスの活動が落ち着いた後
にもかかわらず、
- ピリピリする
- 焼けるように痛む
- 触れるだけで痛い
といった神経の痛みが長期間続く状態を指します。
期間は、
- 数か月
- 長い場合は年単位
に及ぶこともあります。
なぜ痛みが長引くのか?
帯状疱疹後神経痛では、
- ウイルスによる神経のダメージ
- 神経の過敏状態
- 血流の低下
- 自律神経の乱れ
などが重なっていると考えられています。
その結果、
実際の刺激以上に
「痛みとして感じやすい状態」
が体に残ってしまいます。
この段階では、
炎症そのものより「神経の誤作動」が問題になることが多く、
治療の考え方も急性期とは変わってきます。
病院治療だけではつらさが残る理由
病院では、
- 鎮痛薬
- 神経障害性疼痛の薬
- 外用薬
などが使われます。
これらはとても大切な治療ですが、
- 効き目に個人差がある
- 副作用が気になる
- 痛みが完全には取れない
と感じる方も少なくありません。
そこで、
体の回復力そのものを整える方法として、
鍼灸を併用される方が増えています。
帯状疱疹後神経痛に対する鍼灸の考え方
帯状疱疹後神経痛に対する鍼灸では、
- 神経の過敏さを和らげる
- 血流を改善する
- 緊張した体をゆるめる
- 自律神経のバランスを整える
ことを目的とします。
「痛みを直接取る」というより、
痛みを感じにくい体の状態に整えていく
という考え方です。
当院の治療の特徴|患部にこだわりません
帯状疱疹後神経痛の治療でも、
- 必ずしも患部に鍼をするとは限りません
- 状態によっては、遠隔(手足など)への施術を中心に行います
理由は、
- 患部が過敏になっている
- 刺激が逆効果になる場合がある
からです。
「触らない方が楽になる」
というケースも、決して珍しくありません。
鍼灸治療を受けるタイミング
次のような状態であれば、
鍼灸治療を検討するタイミングと言えます。
- 皮疹は治ったが痛みが残っている
- 病院での治療を続けているが改善が乏しい
- 夜眠れないほどの痛みがある
- 薬以外の選択肢も探している
※病院治療と併用しながら行うことが前提です。
よくあるご質問
Q. どれくらい通えばいいですか?
症状の程度や期間によって異なりますが、
最初は間隔を詰めて数回行い、
反応を見ながら調整します。
Q. 完全に痛みはなくなりますか?
個人差があります。
ただし、
- 痛みが和らぐ
- 眠れるようになる
- 日常生活が楽になる
といった変化を感じる方は多いです。
まとめ|長引く痛みは「一人で我慢しないでください」
帯状疱疹後神経痛は、
- 見た目では分かりにくい
- 周囲に理解されにくい
つらさがあります。
「もう治ったはずなのに…」
と一人で抱え込まず、
回復を助ける方法の一つとして、鍼灸を知っていただけたらと思います。
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