顎関節症と首・肩こり・頭痛の意外なつながり
顎関節症

顎の不調と首・肩こり、実は無関係ではありません
顎関節症で来院される方の多くが、
実はこんな症状も同時に抱えています。
- 慢性的な首こり・肩こり
- 頭痛(特にこめかみ・後頭部)
- 目の疲れ
- 首を動かすと違和感がある
「顎と首や肩は別の場所」
そう思われがちですが、
体の構造上、この3つは密接につながっています。
顎を動かす筋肉は、首・肩まで連動している
顎を動かす主な筋肉には、
- 咬筋
- 側頭筋
- 内・外側翼突筋
などがあります。
これらの筋肉は、
首の筋肉や後頭部の筋肉と筋膜でつながっているため、
- 顎が緊張すると首がこる
- 首がこると顎が動きにくくなる
という悪循環が起こりやすくなります。
特に側頭筋は、
緊張すると頭痛の原因になりやすい筋肉です。
顎関節症が頭痛を引き起こす理由
顎関節症の方に多い頭痛の特徴は、
- こめかみがズキズキする
- 締め付けられるような頭痛
- 夕方〜夜に強くなる
といったものです。
これは、
- 食いしばり
- ストレス
- 顎周囲の筋緊張
によって、側頭部の筋肉が硬くなり、
血流や神経の働きが妨げられるために起こります。
「頭痛が主訴で、あとから顎の不調に気づいた」
という方も少なくありません。
首・肩こりが顎関節症を悪化させることも
逆に、
- デスクワーク
- スマホの長時間使用
- 猫背・前かがみ姿勢
が続くと、首・肩の筋肉が常に緊張します。
すると、
首・肩の緊張
↓
頭の位置が前に出る
↓
顎の位置がズレる
↓
顎関節に負担が集中
という流れで、
顎関節症が悪化しやすくなります。
つまり、
顎・首・肩はどちらが原因でどちらが結果か分かれにくい関係
なのです。
「顎だけ治療しても治らない」理由
顎関節症が長引く方ほど、
- 顎の治療は受けている
- でも首や肩はそのまま
というケースが多く見られます。
顎の動きは、
首の安定があってこそスムーズに行えるため、
- 首・肩の緊張
- 姿勢の崩れ
を無視してしまうと、
顎の症状も繰り返しやすくなります。
鍼灸から見た「顎・首・肩・頭痛」への考え方
鍼灸では、
- 顎
- 首
- 肩
- 頭
をひとつの連動したシステムとして捉えます。
顎に直接アプローチするだけでなく、
- 首・肩の深い緊張を緩める
- 手足のツボで全身の巡りを整える
- 自律神経のバランスを整える
ことで、
顎が自然に動きやすい状態を作ることを目指します。
上天草市で顎関節症と首・肩こりにお悩みの方へ
上天草市にあるくわはら鍼灸院では、
顎関節症の施術において、
- 顎だけ
- 痛い場所だけ
を見るのではなく、
首・肩・姿勢・頭痛の有無まで含めて
総合的に状態を確認しています。
「顎の治療をしているのに、なぜか首や肩がつらい」
そんな方が相談に来られることも少なくありません。
顎の不調は全身のサインかもしれません
顎関節症は、
- 顎の問題ではなく
- 首・肩・頭まで含めた体全体の問題
として現れていることがあります。
顎の痛みや違和感に加えて、
首こり・肩こり・頭痛がある方は、
それぞれがつながっている可能性を考えてみてください。
👉 次回は
「顎関節症に鍼灸はどこまで効果が期待できるのか」
について詳しくお伝えします。
第1回 歯科で異常なしと言われた顎関節症に、鍼灸という選択肢|上天草
第4回 顎関節症に鍼灸はどこまで効果が期待できるのか
