結石(腎・尿管・膀胱)①
腎結石・尿管結石・膀胱結石 井穴刺絡 耳穴医学 自律神経
その腰の痛み、
実は結石かもしれません
腎結石・尿管結石・膀胱結石の基礎知識
「急に脇腹から腰にかけて、経験したことのない激しい痛みが襲ってきた」
「排尿のときに、時々血が混じる」
「健診で『腎臓に石があります』
と言われたが、痛みがないので放置している」。
こうした経験がある方は、決して少なくありません。
尿路結石とは
尿路結石とは、腎臓から尿道までの「尿の通り道(尿路)」のどこかに、結石(石のかたまり)ができる病気の総称です。できる場所によって呼び方が変わります。
・腎結石 …… 腎臓にできる結石
・尿管結石 …… 腎臓と膀胱をつなぐ「尿管」にできる、あるいは腎臓から移動してきた結石
・膀胱結石 …… 膀胱にできる、または尿管から降りてきた結石
日本人の場合、そのほとんどが腎臓や尿管にできる「上部尿路結石」で、全体の95%以上を占めるといわれています。
実は珍しくない病気です
統計を見ると、尿路結石がいかに身近な病気かがわかります。
・日本人が一生のうちに尿路結石を経験する割合は、男性でおよそ7人に1人、女性でおよそ15人に1人といわれています
・この40年間で、結石患者数はおよそ3倍に増加しています
・男女比はおよそ2.4対1で、男性に多くみられます
・年代別では、男性は40歳代、女性は閉経後(50歳代以降)に発症のピークがあります
・そして最大の特徴は「再発の多さ」です。5年で約45%、10年で約60%の方が再発するというデータもあります
「治療して終わり」ではなく、「繰り返さない身体をつくる」という視点が欠かせない病気だといえます。
どんな症状が出るのか
結石が腎臓の中でじっとしている間は、多くの場合無症状です。健診で偶然見つかるケースも少なくありません。
一方、結石が尿管を移動しはじめると、次のような症状が現れます。
・脇腹から腰、下腹部にかけての激しい痛み(疝痛発作)
・冷や汗を伴うほどの、波のような痛み
・血尿(目で見てわかる場合と、検査でしかわからない場合があります)
・吐き気
・頻尿感・残尿感
特に尿管が結石によって急にふさがれると、経験したことのないような強い痛みが起こることがあります。
「痛みがないから大丈夫」ではありません
症状がない結石でも、放置すると尿の流れが妨げられ、腎臓が腫れる「水腎症」につながることがあります。これが進行すると、腎機能そのものに影響が出ることもあるため、自覚症状がなくても定期的な検査は大切です。
次回予告
次回は「結石はどうやってできて、なぜあれほどの激痛を起こすのか」について、西洋医学的な仕組みと、東洋医学的な視点の両方からお伝えします。
